食べる:季節のおすすめレシピ

季節のおすすめレシピ「栗」

栄養もおいしさも詰まった秋の一粒

米近くの洋菓子店のガラス窓に「マロングラッセができました」という張り紙が出ると、うれしくなります。砂糖と洋酒をたっぷり含んだ味わい深い栗、まさに秋の恵みです。

 栗、クルミ、ラッカセイなどの種実類は、発芽に必要な栄養素を備えているので、小さくても栄養価の高い食べ物です。栗の主な栄養素は炭水化物ですが、ほかにタンパク質、ビタミンC、ビタミンB1、カリウムなどさまざまな栄養素が含まれています。

 主成分の炭水化物は、活動エネルギーのもととなる栄養素です。栗にはこの炭水化物の分解を促すビタミンB1も含まれているので、炭水化物が体内で効率良くエネルギーに変換されます。疲れた体を癒やすおやつに、栗を使ったお菓子はぴったりです。

 さらにビタミンC、カリウムの効用も見逃せません。特に種実類の中でも多く含まれているビタミンCは、体内の免疫力を高めて風邪や皮膚のしみ、しわを予防します。そしてカリウムは血圧を下げる作用があります。「栗は好きだけれど甘いのは苦手」と言うのなら、栗ご飯、ゆでて肉のつけ合わせなどにして、秋の食卓に載せましょう。

 さて、おいしい栗を選ぶには、皮がつやつやして、底のざらざらしたところが白っぽく、しかも持ったときにずっしりと重いものを。調理の際は、鬼皮と渋皮をむき、水に漬けてあく抜きをしてから、ゆでたり、蒸したりするときれいに仕上がります。ほくほく感と自然の甘味を楽しみたいのなら、蒸す方をおすすめします。

考文献
『クスリの食べ物-からだに効く!』(西東社)
『野菜&果物図鑑』(新星出版社)
『新食品成分表FOODS』(一橋出版)

写真協力:甘栗太郎

栗茶きん

栗茶きん

……… 200g
A 砂糖 ……… 20g
……… 大さじ1

作り方(1人分77kcal)

  1. たっぷりの湯で栗を30分ほどゆでる。
  2. (1)の粗熱が取れたら半分に切り、スプーンで身を取り出す。温かいうちにつぶす。そのままでも食感が楽しめるが、滑らかにしたい場合は、裏ごしする。
  3. 耐熱容器にAを入れて混ぜ、ラップなしで電子レンジで約30秒加熱し、シロップを作る。
  4. (2)に(3)を少しずつ加えながら混ぜる。4等分し、濡らして固く絞ったふきんで一つずつ茶きんに絞る。

撮影:松島 均
(JA広報通信9月号から転載)

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