食べる:季節のおすすめレシピ

季節のおすすめレシピ「レンコン」

食物繊維・ビタミンCに富んだ、めでたい野菜

米「今年も真っ白に仕上がったねえ」。大みそかの夜、重箱に「酢ばす」を詰めながら、母はよくこう言ったものです。茶色いお煮しめが多いおせち料理の中で、酢ばすは白く輝いていました。当時を思い出して、私も毎年作るのですが、シャキッとした歯応えも酸味も、母の作品にはまだまだ及ばないようです。

 酢ばすの材料となるレンコンですが、穴が小さめで節と節との間が長く、太いものを選びます。穴はハスが葉から取り入れた空気を地下茎に送り込むための通気孔なので、スッと通ったものがいいのです。

 レンコンの主な成分は、炭水化物と食物繊維。炭水化物は、私たちが体を動かすための大切なエネルギーとなります。また食物繊維は、おなかの中を掃除して、老廃物を体の外に出してくれます。コレステロールの低下も望めます。

 根菜類の中でもレンコンには、ビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは、体内の粘膜を強化するため、疲労回復を促し、風邪を予防する効果があります。また、潤いと張りのある美しい肌づくりも望めます。

 レンコンを切ると出る「ネバネバした糸」には、栄養価の高い「ムチン」という成分が含まれています。納豆などにも含まれるムチンは、タンパク質や脂肪の消化を助け、胃もたれや胸焼けを改善するといわれます。

 おせち料理に酢ばすが入っているのは、穴が通っているので、「先が見通せる」という言い習わしもあります。

参考文献
『野菜&果物図鑑』(新星出版社)
『野菜の手帖』(講談社)
『クスリの食べ物』(西東社) 
『新食品分析表』(一橋出版)

レンコンと豚肉のピリ辛いため煮

レンコンと豚肉のピリ辛いため煮

レンコン ……… 180g
豚ばら肉(薄切り) ……… 100g
A 砂糖 ……… 小さじ1/2
酒・しょうゆ ……… 各小さじ1
こんにゃく ……… 1/2枚(100g)
万能ネギ ……… 2本
赤トウガラシ ……… 小1本
ごま油 ……… 大さじ1
B だし ……… 70ml
しょうゆ ……… 大さじ1と1/2
砂糖 ……… 小さじ1

作り方(1人分326kcal)

  1. レンコンは皮をむき、4~5cm長さに切ります。縦に6~8つ割りにします。
  2. こんにゃくはひと口大にちぎります。万能ネギは3cm長さに切ります。赤トウガラシは種を取って小口切りにします。
  3. 豚肉は4~5cm長さに切り、Aを混ぜます。
  4. 鍋にごま油を熱し、(1)と(2)のこんにゃくを中火で1~2分いためます。(3)の肉をほぐしながら加えていため、肉の色が変わったらBを入れます。ふたをずらして載せ4~5分煮ます。
  5. ふたを取って混ぜながら汁気を飛ばし、最後に(2)の赤トウガラシを混ぜたら万能ネギを散らします。

撮影:大井一範
(JA広報通信11月号から転載)

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