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JA糸島「自家産野菜が味決める-山のばあちゃん弁当(糸島市)」

「山のばあちゃん弁当」と笠さん(左)
「山のばあちゃん弁当」と笠さん(左)

 屋号は特に決めていない。弁当には「山のばあちゃん弁当」と、キャッチフレーズの「自然の恵みいただきます」と書かれたシールが貼られている。農家の加工場で自家製の野菜を使い、昔ながらの味の弁当を作っているのが笠さえ子さん(58)だ。

1987年から朝市(西堂即売所)に、有機肥料を使い低農薬で育てた野菜を出荷。常連客から「加工品もほしい」と言われ、「形が悪く出荷できない野菜を有効利用したい」との思いから、煮物なども出荷していた。

 弁当を作るようになったきっかけは、2007年のJA糸島産直市場伊都菜彩の開店ごろ、常連客から「以前の味が忘れられない」と言われたこと。「体に良い物を食べてほしい」という思いも高まり、加工場をつくり本格的に取り組んだ。

 弁当のこだわりは「自家製の旬の野菜を使う」ことと「手作りの味」の二つ。

 野菜作りは、子どもの体が弱かったこともあって、約30年前に有機肥料・低農薬に切り替えた。しばらくして、野菜の味が全く違うことに家族全員が気づいた。味付けは昆布といりこでだしを取り、化学調味料は使用しない。

 注文にも応じ相手の年齢に合わせて調理している。公民館の行事などで高齢者向けに作ることも多い。

 学校給食に野菜を出荷するグループに参加しており、これからは「将来を担う子どもらのために」野菜作りに力を入れたいと思っている。「お客さまからおいしかったと言われることがエネルギー源」と話す。(糸島)

お店情報

名称:
なし(山のばあちゃん弁当)
場所:
糸島市西堂828 ※伊都菜彩での販売と予約注文のみ。自宅で販売はしていない
定休日:
農繁期など不定期
問い合わせ:
電話 092(323)8512