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JA柳川「「米せんぺい」次世代へ-坂田屋菓子店(柳川市)」

おいしい菓子を作り続ける坂田さん親子
おいしい菓子を作り続ける坂田さん親子

 柳川市上町にある「坂田屋菓子店」は、全国菓子博覧会で金賞にも輝いた創業99年の老舗で、柳川の伝統の逸品「米せんぺい」を製造している。

 1914年に創業し、3代目となる店主の坂田明さん(61)。小さいころから、菓子職人の祖父や父の背中を見て育ち、自分も菓子職人の道に進んだ。現在は息子の将和さん(27)と二人で製造を行っている。

 北原白秋の「水の構図」にも出てくる、自家製の「米せんぺい」を干す風景。かつて柳川の多くの家で作られていたという昔ながらの菓子「米せんぺい」には、地元柳川産のうるち米が使われている。購入後、自宅で焼いて食べるのが特徴で、焼きたての良い香りとほのかな甘味、米そのものの味わいが楽しめる逸品だ。

 店ではこの他にも、地元農産物で菓子を作りたいという思いから、柳川市のブランド事業の一環「うまかもんつくりぐっちょ(おいしいもの作りをみんなで競い合う)」に参加、できた菓子「柳川きな粉ばんも~」も販売している。

 柳川産大豆「フクユタカ」を原料にしてできたきな粉と黒砂糖の落雁(らくがん)は、食べた瞬間きな粉の風味が口いっぱいに広がる。その上、落雁粉ではなく寒梅粉を使っているため、通常の落雁よりもっちり感がある。

 坂田さん親子は「地元柳川産の安全・安心な農産物や柳川独自の食文化を次の世代にも残していきたい」と話し、「多くの人に柳川で作られた米や大豆、その他の農産物を知ってもらい、それらを使った菓子も味わってもらいたい。今後も柳川産をPRする商品を開発していく」と話した。(柳川)

お店情報

名称:
坂田屋菓子店
場所:
柳川市上町30
営業時間:
午前9時~午後6時30分
定休日:
不定休
問い合わせ:
(電)0944(72)2377、(ファクス)