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JA筑前あさくら「厳選素材で"伝統"守る―みわせんべい(筑前町)」

「地域と共に」と語る京子さん 
「地域と共に」と語る京子さん

 国道386号沿い、筑前町の依井交差点そばにたたずむ老舗「みわせんべい」。のれんをくぐり、昭和の風情あふれる店に足を踏み入れると、昔懐かしい香りに包まれる。

 初代の上村正之さんが60年ほど前に創業。三女の2代目・深町京子さん(62)と一成さん(63)夫婦、娘の宜子さん(33)が、一枚一枚手焼きで先代の味を守り続けている。

 ベースとなる生地には、主に同町産100%の小麦を使った中薄力系小麦粉「筑前 麦太郎」と強力系小麦粉「筑前 麦夏ちゃん」、同町産のもみじ卵を使用している。

 創業以来の定番は、町の花であるフジを焼き印した「鶏卵せんべい」(3枚95円)。「とまと&ハーブ」は、地元生産者が提供してくれた規格外のトマトをピューレに加工し、生地に練り込んだ。この他「黒きなこコーヒー煎餅」に使う大豆をはじめ、「玄米ごぼう煎餅」「柚子(ゆず)こしょう煎餅」などの材料となる野菜も地元産が中心だ。

 「厳選した地元の素材を生かし、できる限り手を掛ける」とのこだわりを貫きながら、チーズとアーモンド、黒糖とシナモンのコラボレーションなど和、洋、織り交ぜた多彩な商品展開で幅広い層から人気を集める。

 親子2代、3代にわたるなじみ客も多い。「地域の人に支えられ、地域と共に歩み続けた」と語る京子さん。筑前町の風土と人々に育まれた伝統の風味は、時代を超えてなお、この地に生き続けていく。(筑前あさくら)

お店情報

名称:
「みわせんべい」
場所:
筑前町依井947の4
営業時間:
午前9時30分~午後7時
定休日:
第2、4月曜日
問い合わせ:
電話0946(24)0008