アキバ博士の食農教室「食の知恵と文化」

オリーブにはどんな成分があるの?

日本で広がるオリーブ栽培
(C)こぐれ けんじろう・画

体にいいもの満載さ

 これから寒さがますます厳しくなってくるね。うがいや手洗いをして風邪をひかないようにしよう。この時期、四国・香川県の小豆島では、摘み取ったオリーブを搾って油を採る作業が大詰めを迎えているよ。オリーブの油や実には、どんな効果があるのかな?

 オリーブ油には、オレイン酸のほか、ビタミンAやE、ポリフェノール類など健康につながる成分が豊富に含まれている。ドレッシングや揚げ物、いため物に人気があるよ。ギリシャなどではその昔、オリーブ油を肌に塗って、かゆみや老化防止に役立てたそうだよ。今では化粧品をはじめせっけん、シャンプーなど幅広く商品がそろっているね。

 国産オリーブ油はヨーロッパなどの輸入品よりも鮮度が高く、味はさっぱりしているよ。消費者の健康志向から国産への関心は高く、香川県や九州地方を中心にオリーブ栽培が広がってきているんだ。

 最近は油の搾りかすも、牛を育てる餌に使っているよ。その牛は「小豆島オリーブ牛」というんだ。

 香川県が新しい地域ブランドとして売り出し中の牛で、小豆島や隣の小豊島の肥育農家5人が、出荷前の2カ月間、1頭当たり1日200グラム以上の乾燥搾りかすの粉末を餌に混ぜて与えるんだ。肥育頭数は全部で260頭だよ。5月から出荷を始め、来年3月までに100頭を出荷する予定なんだ。

 小豆島オリーブ牛の肉は、「柔らかくておいしい」と評判だよ。これは搾りかすの中に、肉のおいしさにつながるオレイン酸という脂肪酸が約7%含まれるからなんだ。

 今年のオリーブは裏年で収穫量は少ないけれど、成長期の夏の日照時間が長かったから品質は上々だ。農家が一つ一つ大事に摘み取って作った新漬けもおいしいよ。みんなも食べてみてね。

 

(取材協力=東洋オリーブ株式会社)

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