アキバ博士の食農教室「食の知恵と文化」

辛いシシトウ何でできるの?

ストレスで辛くなるシシトウ
(C)こぐれ けんじろう・画

ストレスが原因だよ

 今年の夏はずいぶん暑い日が続いたね。みんなは、体調を崩さないで乗り切れたかな? 僕の畑は土がカラッカラに乾いちゃって、雑草もへばっていたよ。畑にシシトウを植えているんだけど、最近びっくりするくらい辛いのに当たっちゃったんだ。どうして辛いものができるのかな。

 いろいろな説があって、はっきりとした原因は分かっていないけど、高温、乾燥などのストレスがかかったり、生育日数が長かったりすると辛くなる場合があるよ。シシトウは、辛味成分が表に出にくいだけで、トウガラシの仲間だから、もともと辛味の遺伝子を持っているんだ。ちなみにトウガラシは、気温25度以上になると辛味成分が急激に増えるんだって。

 ストレスがかかると辛くなるのは、防衛本能の一つと考えられているよ。また、生育日数が長ければ長いほど、成分が蓄積するから、辛味成分がたまっていることがあるんだ。「トウガラシを近くに植えたらシシトウと交雑して辛くなる」なんて聞くけど、辛味成分だけがシシトウに遺伝するのは考えにくいといわれているよ。

 みんなは「先がとがっているシシトウが辛い」といううわさは聞いたことがあるかな? 木が弱って、ストレスを感じていると、先のとがったものができやすくなるんだ。ストレスがかかると辛くなる場合があるから、あながち間違いでもないね。でも、全部が辛くなるわけではないから、あまりあてにはならないよ。

 辛くしないように育てるには、まめに水やりと追肥をして、とにかくストレスを与えないことが重要なんだ。

 最近は、シシトウによく似た形のピーマンもあるから、辛いのが苦手な人は、そういうのを育ててみるのもいいかもね。

(取材協力=サカタのタネ)

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