学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

小分け販売も考えて―ゆめ畑那珂川店(JA筑紫)

直売所で野菜を選ぶ客
直売所で野菜を選ぶ客

 「単身者だって、新鮮野菜が食べたい」
直売所といえば地元で取れた安全・安心な農産物や加工品が購入できるというイメージがある。取材したJA筑紫の「ゆめ畑」那珂川店も例外ではなかった。

 驚いたのは野菜の新鮮さ。農家が朝収穫した野菜をそのまま袋詰めし、店頭に並べる。30種類以上の野菜がずらりと並び、そのみずみずしさは生でかぶりつきたいと思うほどだ。週2回ほど通う主婦も「新鮮な野菜が手に入るので利用している」と話していた。

 商品の安全・安心を確保する取り組みにも目がいった。生産者の名前が書かれ誰が作ったのかが一目で分かる表示。パソコンでは、どんな農薬をいつ使ったか、生産履歴が確認できる。有機JAS認定を取得した野菜コーナーも設けていた。

 普段行くスーパーとは比べ物にならないほど、鮮度や色づきが良い。買いたい。しかし、本当に買うまでには至らない。いくら新鮮で安全・安心でも一人暮らしのわたしには量が多すぎるのだ。30センチを超える大ナスが3本も入っていたりする。

 これは大学生だけでなく、一人暮らしのお年寄りなどにも当てはまるだろう。小分けにすれば、単身者でも野菜を常に買ったばかりの新鮮な状態で食べられ、来店頻度も上がる。顧客の幅も広がるのではないか。商品自体はいいのだから、もっといろいろな消費者のニーズに応える店づくりがしてあると、うれしい。

メモ

JA筑紫「ゆめ畑那珂川店」
筑紫郡那珂川町松木1-156。売り場面積は160平方メートル。年間約24万人が訪れ、3億4000万円を売り上げる。出荷会員はJA管内の直売所4店舗合わせて約800人。

大学生記者 九州大学・樋口義規さん
大学生記者 九州大学・樋口義規さん