学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

美味との出会い導く―博多じょうもんさん福重市場(JA福岡市)

調理方法などを分かりやすく書いたレシピが添えられたツルムラサキ
調理方法などを分かりやすく書いたレシピが添えられたツルムラサキ

 また農村のうまいものと出会ってしまった。外から見れば何の変哲もない店頭のまんじゅうである。「うまいから食べてみな」と言われ、そんなにうまいの? と半信半疑でかぶりつく。大の大人が大喜びしてしまった。

 生地はふんわりしているが、しっとり、もっちりとした弾力が楽しい。国産小豆にこだわった粒あんは、香り豊かで甘さは控えめ。生地のうっすらとした塩気とのバランスが絶妙だ。午前中に完売する人気商品というのも納得できるおいしさで、ぺろりと3個も平らげてしまった。

 25年間食べてきたまんじゅうにランキングをつけるとするならば、堂々の1位である。2種類あり、3個入りで200~240円というお手ごろな価格はうれしすぎる。

 食は農村にあり。そんな言葉が頭に浮かんだ。私は直売所が好きでよく訪れるのだが、これはといううまいものに出会うことが多々ある。

 家庭で漬け続けている梅干しを出荷する生産者も「これまで食べた梅干の中で一番おいしかったとお客さんが言ってくれた」と話していた。

 直売所とは、農村に眠るうまいものとの出会いの場だと思う。さらに、この直売所では出会う方法も教えてくれる。農家ならではの調理法が書かれたレシピを商品の野菜に添えたり、消費者向けに料理教室を開いたりといった取り組みだ。

 感動的な出会いをありがとう、福重市場。また必ず来ます。

メモ

JA福岡市「博多じょうもんさん福重市場」
福岡市西区福重1-16-6。売り場面積は約230平方メートル。年間約15万人が訪れ、約2億円を売り上げる。出荷会員はJA管内の直売所5店舗合わせて約500人。

大学生記者 九州大学・西水良太さん
大学生記者 九州大学・西水良太さん