学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

レベル高い品ぞろえ―花野果館(JAみなみ筑後)

人気加工品のみそ
人気加工品のみそ

 「直売所は野菜などの農産物を売っているところ」とイメージしている人は多いと思う。わたしもその一人だったのだが、そのように構えて「花野果館」に行くのはもったいない。JAみなみ筑後の「花野果館」は、既存の枠組みに収まらない「多彩さ」が魅力の直売所だ。

 まずは加工品のレベルの高さに度肝を抜かれる。お勧めはみそと塩のり。手作りにこだわった無添加減塩のみそは、女性グループが地場産の米と大豆を使用。煮た大豆を細かくつぶすことでまろやかさを増し、昔懐かしい母の味に仕上がった。わざわざ関東から取り寄せているお客さんがいるほどの人気商品だ。

 また、塩のりは厳選された有明海産のりと石垣島の塩とがコラボレーションし、のり本来の味が生きた、たまらない仕上がりになっている。立ち止まり、何枚もつまんでしまった。

 またこの直売所では「家の光図書」の無料貸し出しを行っていることも大きな特徴の一つ。料理などに関する本が入り口のすぐ近くに置いてある。初めて目にする農産物や、晩ご飯のおかずに困っている時には有り難い存在だ。

 さらに、販売している農産物の種類も一味違う。なんと南国の果物であるドラゴンフルーツを取り扱っているのだ。ドラゴンフルーツの生産者である西山さんいわく「無農薬で体にも良い」そうで、皮までてんぷらにするなどしておいしく食べることができる。

 わたしが取材に行った時は残念ながら入荷していなかったが、7月中旬から12月までは出荷しているそうだ。

 そのほかにマンゴーや青パパイアも、この直売所で手に入れることができる。

 もちろん新鮮でおいしい農産物も手ごろな価格でそろっている。本来の直売所の役割もきっちりこなしつつ、次々と新しいものを取り入れる「花野果館」は非常に面白い直売所だ。次はどんな新しいことをしてくれるのか楽しみだ。

メモ

JAみなみ筑後「花野果館」
みやま市高田町濃施21-1。売り上げは年間約7000万円。売り場面積100平方メートルで、来客者数は1日300人、年間約9万人。

大学生記者 九州大学・川田大輔さん
大学生記者 九州大学・川田大輔さん