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白バラに自信 拡大へ─糸田町 山口 憲さん

家族が増えいっそう仕事に意欲的な山口さん
家族が増えいっそう仕事に意欲的な山口さん

 「私たちの結婚式にも、うちのバラを使いました。髪飾りにしたり、テーブルの盛り花にしたり。同日の結婚式の様子が結婚情報誌ゼクシィにも掲載されました」そうほほ笑みながら話してくれる夫妻は、まさしくバラ色に輝いていた。

 話を伺ったのは田川郡で唯一のバラ農家、糸田町の山口ファームの山口憲さん(32)。

 山口さんは、バラのガラス温室・溶液栽培を手掛けている。栽培品種は「アバランチェ」。花弁のボリュームがなんとも見事な白バラだ。その白バラをブライダル用に青く染めあげ、青バラとしても出荷している。青バラの花言葉は「神の祝福」。まさに、結婚式にぴったりな花だ。

 山口さんは農業者大学校へ進学後、海外農業研修国際交流協会の研修生として、2年間米国で研修を重ね帰国。父の仕事を継ぐため帰国し、地元でバラ栽培を始めて7年。時代の変遷とともに周りのバラ農家はどんどん廃れていった。

 燃料の高騰と、海外から輸入される安価なバラとの価格競争が原因だ。そんな厳しい環境の中でも山口さんの情熱は変わらない。白バラには自信があるのだ。

 これからの目標はネット販売を強化しての販路拡大である。

 いつの時代も晴れの門出は、こだわり抜いた美しい花々に囲まれて迎えたいものだ。

 

大学生記者 福岡大学・竹下奈都子
大学生記者 福岡大学・竹下奈都子