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キュウリ 品質に自信 JAふくおか八女 野中 隆三さん

自信作のぴかぴかに輝くキュウリを持つ野中さん
自信作のぴかぴかに輝くキュウリを持つ野中さん

 箱の中には真っすぐに伸び緑に輝くキュウリが整列――。

 話を伺ったのはJAふくおか八女の野中隆三さん(31)。宮崎大学農学部を卒業後、築地の青果市場に4年間勤務。産地に出向く度に生産者の生き生きとした顔に出会い、自分も生産したいという思いに突き動かされた。

 27歳で就農してからは季節に応じてタケノコ、キュウリ、キウイフルーツ、リーフレタスを栽培している。中でもウエートを置いているのがキュウリだ。

 毎年、数品目を育て出来の良い品種を残していくが、天候の影響を受けやすくおのおのに一長一短があるという。朝夕2回取りの作業で、一つの木からはシーズンで200本を超える収穫がある。手を入れた分だけ寿命が延び、品質や量にもはっきりと結果が出るためやりがいを感じるという。

 現在、自分のやり方が少しずつ確立してきているので、今後は中身を充実させていきたいと語る。「楽しそうに農業しとるね」と思われるような姿を目指す。その表情は生き生きとしていた。

 野中さんの傍らには、収穫されたキュウリが並ぶ。手を掛けた分、結果に出るという言葉を体現するかのような美しさ。日常的に食べる野菜だからこそ、あらためて手に取り語りかけてほしい。生産者の努力の姿を教えてくれるはずだ。

 

大学生記者 中村学園大学・大塚遥奈
大学生記者 中村学園大学・大塚遥奈