学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

こだわりイチゴに感激―愛菜市場(JA福岡市東部)

見た目も味もおいしい、堺さんが育てた「紅ほっぺ」
見た目も味もおいしい、堺さんが育てた「紅ほっぺ」

 朝9時30分の開店と同時に常連のお客さんが次々にやって来る。

 今回訪れたのは福岡市東区和白にある愛菜市場。住宅街と農作地が混合している和白の地で、人と畑とをつなぐ役割を担っている。地元で取れた自慢の農産物を販売している愛菜市場では、取材に行った日も、塩浜のサツマイモや和白ねぎなど季節の伝統野菜や果物が所狭しと並んでいた。その中でもひときわ目立っていたのがルビーのように美しいイチゴ、「紅ほっぺ」だ。

 この「紅ほっぺ」を育てているのは東区三苫の農家、堺博隆さん(53)。7棟あるハウスのうちの1棟で、特別に直売所向けに「紅ほっぺ」を栽培している。この品種は草勢が強く、肥料の調節が難しいという。しかし堺さんは、味へのこだわりから有機質の肥料を選び、努力を惜しまない。

 そんなこだわりが詰まった「紅ほっぺ」を食べてみた。「今朝収穫したばかり」と言う通り、みずみずしく、とってもジューシー。優しい甘さとさわやかな酸味、鼻をくすぐる芳醇(ほうじゅん)な香りに、「もう1粒」とついつい手が伸びてしまう。

 「おいしさに自信を持てない商品を食べてもらうわけにはいかない。自信をもって育てた紅ほっぺをお客さんのところへ送り出したい」と堺さん。堺さんのお客さんへの真心もまた肥料となっていた。

メモ

JA福岡市東部「愛菜市場」
福岡市東区和白3-27-39。売り場面積は90.16平方メートル。昨年度の年間売り上げは4488万円で利用客は5万7000人。日曜日も営業している。

大学生記者 福岡女子大学・坂口由佳さん
大学生記者 福岡女子大学・坂口由佳さん