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柿栽培に情熱そそぐ─久留米市 右田英嗣さん

柿を一本一本手作業で手入れする情熱的な右田さん
柿を一本一本手作業で手入れする情熱的な右田さん

 今回取材したのは久留米市田主丸で柿栽培を行う右田英嗣さん(27)。東京農業大学を卒業後、就農した。

 右田さんが力を入れているのは、一年中楽しめる観光農園をつくること。既に手作りのピザ窯もあり、柿以外の作物の栽培にも挑戦している。昨年までは収穫体験しか行っていなかったが、今年は摘蕾(てきらい)・摘果作業の体験も行うそうだ。

 また、柿栽培でこだわっていることは、とにかく木と向き合うこと。365日成長し続ける木の気持ちになって、一本一本手作業で手入れをしていくそうだ。柿栽培が嫌になったことはと聞くと、きっぱりと「ない」と返事が返ってきた。右田さんの柿への思いは情熱的だ。

 右田さんにとって柿栽培を漢字二文字で表すと、「感謝」という言葉だという。お客さんへの感謝、柿栽培を始めた祖父への感謝、農業に携わることができることへの感謝、さまざまなものへの「ありがとう」の気持ちが込められている。

 広い視野を持ち、さまざまなことに挑戦する姿はこれからの日本の農業を照らす太陽のようだ。