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ブドウに愛情込める─筑後市 室園直樹さん

丁寧に作業する室園さん
丁寧に作業する室園さん

 今回取材したのは筑後市でブドウを栽培している室園直樹さん(40)。農家の家庭で育ち、福岡県農業大学校を卒業後、農業一筋に約20年。90アールの畑で「巨峰」と「シャインマスカット」を栽培している。

 栽培を始めて6年になる「シャインマスカット」は、種がなく丸ごと食べられるのが特徴だ。まだ新しい品種で、出荷量は「巨峰」よりも少ないが、女性に人気で徐々にリピーター(再来訪者)も出てきているという。

 ブドウ栽培のこだわりは、木と心を通じ合わせるつもりで一つ一つ愛情を持って作業することだ。特に6月の摘粒という作業では、ブドウの形を左右することになるため、一房一房丁寧に行っている。

 室園さんにとって農業は「大地」。ブドウなどの果樹は1年に1回しか収穫ができないため、広大な土地が必要だ。すなわち「大地は農業の基盤だ」という。その大地が近年、周囲の都市化により狭まってしまうのではないかという不安もあるが、今後はさらに勉強を続けて新しいことを取り入れながら、高品質で安定した収穫を目指したいと語ってくれた。

 そんな室園さんは、今後の八女のブドウ栽培を支える重要な存在になるだろう。

 

大学生記者 福岡女子大学 小山佳菜子
大学生記者 福岡女子大学 小山佳菜子