学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

お客の目線でこだわり―ゆめ畑大野城店(JA筑紫)

おいしさの詰まった野菜と、それを知らせる手作りPOP
おいしさの詰まった野菜と、それを知らせる手作りPOP

 今回取材した農産物直売所「ゆめ畑大野城店」から徒歩10分圏内には、複数のスーパーやディスカウントストアが立ち並ぶ。この競合店がひしめく環境のなか、ゆめ畑大野城店は2009年4月のオープン以来、目覚しい成長を続けている。消費者から選んでもらえる店、その魅力は何であろうか。

 まず、直売所へ入って目に飛び込んできたのがお店のコンセプトである。生産者にとっても消費者にとっても、「やっぱり地元がよかね」と言えるような場所にしたいという思いがひしひし伝わる。このコンセプトが、ゆめ畑の活力の源なのだろう。

 また、野菜の品質の高さは地元出荷者の折り紙つきだ。新鮮でおいしく、安価な野菜が数多く取りそろえられている。特に、今が旬のハクサイやダイコン、博多の伝統野菜のカツオ菜のみずみずしい姿には、つい手が伸びてしまう。

 そしてもう一つ、店員一人一人の向上心から生まれる「小さな温もり」こそ、ゆめ畑が輝く理由である。例えば、ハクサイやカボチャなどは、小家族や高齢者でも使いやすい大きさにカットされている。また、独自の商品説明POP(購買時点広告)や野菜料理のレシピも、お客さま目線でのこだわりが見える。その熱い向上心から、お客さんの中にファンができるほどの店員もいるそうだ。

 「ゆめ畑大野城店が、地域の触れ合い広場になることを目指している」と武末友一郎店長。その目標にまい進する勇姿を、一目見に行ってはいかがだろうか。

メモ

JA筑紫「ゆめ畑大野城店」
大野城市三笠川1-16-10。2009年度利用客数11万4000人、販売高1億4200万円。

大学生記者 九州大学・川田大輔さん
大学生記者 九州大学・川田大輔さん