学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

ミカン山に消費者を 新宮町 岩隈研司さん

「消費者が直接買いに来てもらえるようなミカン山にしたい」と笑顔で話す岩隈さん
「消費者が直接買いに来てもらえるようなミカン山にしたい」と笑顔で話す岩隈さん

 今回取材したのは新宮町でミカンを栽培している岩隈研司さん(34)。福岡大学卒業後、営業の仕事を経験し、語学習得を目的に海外留学。その際にファーマーズマーケットで、一から自分の手で作った物を自信を持って販売し、それを求めて消費者が足を運びに来ることに魅力を感じ、帰国後、実家のミカン農家を継いだ。

 岩隈さんは就農して7年目。「北原早生」「青島温州」「山見坂ネーブル」などかんきつ類だけでも11種類、その他イチジクやスモモの栽培もしている。有機質肥料を用いた安全で安心なミカン作りを心掛け、剪定(せんてい)や摘果にこだわりを持つ。

 良い商品作りに加えて、消費者が手に取る機会、場所をより多くすることや情報発信にも力を入れる。販売形態は、JAや直売所、カフェなど多岐にわたる。常に消費者の声や地域とのつながりを意識し、試行錯誤を重ね、栽培に徹する姿は輝いていた。

 岩隈さんにとって農業とは「地域」。生まれ育った愛着のある地で、仲間との縁や出会いを大切にし、農業を通して還元していきたいという。将来の目標は、消費者により近い農家になること。ミカン山に消費者が直接買いに来ることを目指す。農業を基盤とし、地域を盛り上げていく存在として期待したい。

 

大学生記者 中村学園大学 江崎翠
大学生記者 中村学園大学 江崎翠