学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

“珍しい野菜”に挑戦 JA福岡市東部直売所「愛菜市場」 今林義邦さん

今林さんと個性あふれる野菜たち
今林さんと個性あふれる野菜たち

 ~新しいものにチャレンジ~

 福岡市和白の街中に、新鮮な野菜や果実が鮮やかに並ぶ農産物直売所「愛菜市場」がある。店内には、生産者の愛情のこもった農産物や加工品を求める消費者の姿が見られた。最近は、子ども連れの若いお母さんの消費者が増えているようだ。

 今回は「愛菜市場」の出荷者の一人、今林義邦さん(65)に話を伺った。

 今林さんは年間を通して、タマネギ、サツマイモ、ジャガイモ、白ネギ、ピーマン、サトイモなどさまざまな野菜を生産する。中でも印象的だったのは、紫オクラや黄ニンジンなどの珍しい野菜だ。

 黄ニンジンは、いわゆるニンジン臭さが少なく淡泊な味。細切りにし調味料にディップしながら食べると、しゃきしゃきとした食感と甘味を楽しむことができる。紫オクラは、ゆでると紫から緑へと色が変化するが、とろみが強く食欲をそそる。個性あふれる野菜たちだ。

 今林さんは会社員を退職後、(株)JAファーム福岡の農業塾で2年間農業を学び、卒塾後に就農。20アールを耕作している。本格的な農業を始めて5年目。当初は土づくりがほとんどで、時には作付けの半分が虫に害されてしまったり、砂地のため水はけが良過ぎて肥料が流れてしまったりと、さまざまな問題が起きた。農業塾で学んだ知識を基に、肥料を入れる回数や栽培する作物など、地元の生産者に聞きながら工夫した。

 今林さんの新しい挑戦は始まったばかり。これからは赤いジャガイモ、赤いオクラなどの栽培や減農薬栽培にも力を入れる。お客さんはもちろん、今林さん自身も新しい野菜を作ることを楽しみにしている。

 これからも「愛菜市場」に新鮮で安全、また個性あふれる野菜を出荷されるだろう。

 

大学生記者 福岡女子大学 竹内就子さん
大学生記者 福岡女子大学 竹内就子