学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

昔の味、若者にも人気 ― 博多じょうもんさん入部市場(JA福岡市)

ふれあいの場になる「まちの掲示板」
ふれあいの場になる「まちの掲示板」

 「博多じょうもんさん入部市場」は、福岡市早良区都市部の国道沿いのJA福岡市入部支店敷地内にある、こぢんまりとした直売所だ。私が行った11時ごろ、店内は若い客でにぎわっていた。直売所といえば、お年寄りが多いイメージがあった私には意外だった。その秘密を私なりに探ってみた。

 そこで、買い物中の子連れの主婦に聞いてみた。「子どもにはできるだけ野菜を食べさせるようにしている。ここの野菜はきれいだし、新鮮だから安心して食べさせられる」また、定期的に週1回通う主婦のかごは、旬の野菜であふれていた。

 福岡市内というのに、直売所の近くで農地をたくさん見かけた。だから、取れたての野菜が毎日並べられる。新鮮な味に秘密があるのだろう。

 野菜や漬物を出荷している吉岡勝野さんに聞いてみた。吉岡さんの漬物作りへのこだわりは塩分控えめにすること。このハクサイの漬物が若い人にも人気の味だ。

 吉岡さんは野菜を育てるところから漬物を漬けるところまで手掛けているため、吉岡さんオリジナルの漬物が出来上がる。おいしい食べ方を知っているからこそできることだ。ここが市販の漬物とは違う直売所での魅力だ。また、店内に掲示板やレシピもあり、そこが消費者同士の交流の場にもなっている。

 「博多じょうもんさん入部市場」には新鮮な野菜と昔の味がある。昔の人の味を求めて若い人は集まる。そんな交流の場としての一面を持っているからだろう。

メモ

「博多じょうもんさん入部市場」
「博多じょうもんさん入部市場」は福岡市早良区東入部6丁目18の3。売り場面積199平方メートルで、2009年度の利用客数は10万人。販売高は9900万円。

大学生記者 福岡女子大学・赤司亜侑美さん
大学生記者 福岡女子大学・赤司亜侑美さん