学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

絶品のミカン「はるみ」 ― 「豊前地区ふれあい市」(JA福岡豊築)

終始笑顔がたえない小柳さん夫妻
終始笑顔がたえない小柳さん夫妻

 JA福岡豊築「豊前地区ふれあい市」はまさに地域のコンビニという愛称がふさわしかった。新鮮な農産物・精肉・魚介類はもちろん、調味料も完備しており、ここに来れば今夜の献立には苦労しない、そう思えるほど充実した商品が店内を埋め尽くしていた。

 その中でもここの一押しは、ミカン作り35年の小柳鉄志・京子さん夫妻が丹精して作る「はるみ」と聞いて、私は居ても立ってもいられず、早速ミカン山を訪れた。

 由布岳を一望できる日当たりの良い小高い山で「はるみ」は栽培されていた。明るい笑顔で迎えてくれた小柳夫妻は、早速お目当ての「はるみ」を手に取って見せてくれた。一般的な温州ミカンと比べずっしりと重くまん丸で、傷が少なく鮮やかなだいだい色の発色は私の期待を一層大きくさせた。早速それにかぶりついた。甘味と酸味のバランスが絶妙で、果肉をかむ度に得られるぷちぷち感が心地良い。

 常に笑顔を絶やさない小柳夫妻は、この「はるみ」を作る上での彼らのプロ意識は別人のもののようだった。特に肥料には人一倍気を使っているらしく、有機肥料の他にも動物質肥料をブレンドするこだわりよう。栽培していく中での難しさを尋ねると、「酸味の抜け具合を見極めること」と教えてくれた。

 収穫後に一定期間寝かせることで甘味と酸味の調節をしているそうだ。「はるみ」の出荷をまだかまだかと心待ちにしているファンのために、小柳さん夫妻はこれからも挑戦し続ける。

メモ

「豊前地区ふれあい市」
JA福岡豊築「豊前地区ふれあい市」は豊前市大字荒堀680の1。売場面積161平方メートル。2009年度の利用客数は19万9000人で販売高2億円。

大学生記者 九州大学・松尾尊さん
大学生記者 九州大学・松尾尊さん