学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

「手作り玄米弁当が人気」 ― 「ふれあい市飯塚店」(JAふくおか嘉穂)

笑顔が花咲く「旬菜ほなみ」のメンバー
笑顔が花咲く「旬菜ほなみ」のメンバー

 直売所のお薦めは何ですか? と尋ねたら「この店内にあるもの全てです」と販売スタッフの元気な返事。店内を見渡すと、旬のタケノコやタマネギ、エコトマト、嘉穂牛や自宅ですぐに漬けられるように高菜に塩、唐辛子をパッケージした高菜漬けセットが150円という特価で売られていた。何ともお客さんに親切な売り方である。

 売り場の一角で弁当を出荷している小室孝子さんに出会った。小室さんは、ふれあい市などに日替わり弁当やちらしずし、総菜を製造・販売している「旬菜ほなみ」のメンバーだ。小室さんの笑顔に引かれて、早速工房へ足を運んだ。

 「旬菜ほなみ」は、2008年9月にJAふくおか嘉穂女性部メンバー9人で「新鮮・安全・安心」などを柱に立ち上げた。工房は新しく、多くの弁当や総菜が並んでいた。食材は、メンバーの自家用野菜が中心で、足りないときは直売所出荷者らから直接仕入れたものを使用している。味付けは薄味で、地域伝統食のがめ煮などの煮物が入っているのが特徴だ。

 オープン当初は『家の光』付録で調理方法を勉強した。メニューは、小室さんを中心に皆で意見を出し合っているとのこと。人気商品は、玄米を主食としたヘルシーな玄米弁当。おかずも全て手作りで、お年寄りでも「食べ残すものがない」と大人気である。

 早々、自慢の卵焼きを食べてみた。甘過ぎず、卵本来の味が楽しめる懐かしい味だった。ふと、高校時代に母が毎日作ってくれた弁当を思い出した。メンバーは、早朝から弁当を作ることが大変だというが、お客さんから「おいしかったよ」の声や、仕事が終わってからのおしゃべりが何より楽しいと、とびきりの笑顔で話してくれた。

 「旬菜ほなみ」のおいしい手作り弁当と最高の笑顔のメンバーとの出会いに、私は元気をもらった。

メモ

「ふれあい市飯塚店 旬菜ほなみ」
一目で見渡せる店内に、地元の取れたての野菜や加工品などが勢ぞろい。2010年度販売額は9700万円、年間利用客数約9万3000人、平均客単価約1000円。

大学生記者 福岡大学・堀川大さん
大学生記者 福岡大学・堀川大さん