学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

イチジクの香り漂う ― やさい畑みずまき店(JA北九)

「とよみつひめ」を生産している荻原さん
「とよみつひめ」を生産している荻原さん

 広い店内にはブドウや梨などの秋の訪れを感じさせてくれるものであふれていた。旬の野菜や果実が訪れた客を出迎えてくれる。

 JA北九の農産物直売所「やさい畑みずまき店」を訪れた。店で最初に出会ったのはイチジクだった。いきなり秋の香りをぷんぷん漂わせてくる。直売所の方に紹介してもらい、生産者の元に伺った。

 このイチジクを作っているのが萩原芳郎さん(63)だ。萩原さんは3年前から福岡生まれの「とよみつひめ」を育てている。公務員を退職後、暇つぶしとして見よう見まねで始めたのだそうだ。果肉がしっかりとしており、上品な甘さが特徴だ。自然な甘さで口に残らないので何度でも食べたくなる。私も何個も食べてしまった。

 こだわりは減農薬、有機肥料。体にいいものを食べてもらいたいという、萩原さんの優しさがイチジクに詰まっている。萩原さんの話や手入れの行き届いた畑から、丁寧な仕事がうかがえる。

 ただ買うだけではもったいない。作り手のこだわりや思いを知る機会を与えてくれるのが直売所だ。

メモ

JA北九「やさい畑みずまき店」
明るく開放的な「やさい畑みずまき店」の店内は通路が広く、子ども連れでもゆったりと買い物が楽しめる。2010年度販売高1億7000万円、年間利用客数14万4000人。

大学生記者 九州大学・古山弘己さん
大学生記者 九州大学・古山弘己さん