学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

きな粉の香り漂う ― きばる(JA筑前あさくら)

近藤さんが生産しているきな粉90グラム180円、大豆500グラム380円・1キロ750円、金ゴマ50グラム200円
近藤さんが生産しているきな粉90グラム180円、大豆500グラム380円・1キロ750円、金ゴマ50グラム200円

 店内に入ると、ほのかにきな粉の香りが漂っていた。小さめの袋に丁寧に詰められたきな粉は、店の中央に並べられ、その色の濃さに目が留まった。朝倉市にある農産物直売所「きばる」の人気商品であるきな粉を求めて、休日には遠くから訪れる客も少なくないという。

 このきな粉を出荷しているのが近藤和幸さん(44)。主に米や大豆、小麦、金ゴマの生産農家だ。6年前から出荷している。

 サラリーマンであった近藤さんは、ある理由から農業を始めた。以前から悩まされていた花粉症をどうにかして改善しようと思い、自分が納得できる作り方で食物を作り、旬の食材を食べることを心掛けたのがきっかけだった。その結果、症状は軽減したらしい。

 近藤さんは、きな粉の原料となる大豆作りにもこだわりを持っている。土は化学肥料を使わずに、レンゲソウやフェアリベチなどの緑肥を使用し、自然の力で除草の効果を得ている。大豆は少量ずつほうろくでじか火でいる。そのとき、色が濃くなるまでいることが、良い香りを生み出す秘訣(ひけつ)だという。このこだわりが、客を引き付けるゆえんだと思えた。

メモ

JA筑前あさくら「きばる」
「きばる」はJA営農センター内にある直売所で、月2回(不定期)は生産者による対面販売がある。2010年度販売高は3960万円、利用客数7万人。

大学生記者 福岡女子大学・小牧茜さん
大学生記者 福岡女子大学・小牧茜さん