学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

こだわりゴマと出会う-大地の恵み 門司店(JA北九)

金ゴマを持つ岡田さん
金ゴマを持つ岡田さん

 自分の信念は譲れない。今回、話を伺ったのは、JA北九「大地の恵み」門司店にゴマやシュンギクなどを出荷している岡田昌さん(33)。岡田さんのこだわりは「循環型農業」だという。

 学生時代はメダカの研究をしており、現地調査などで田んぼに訪れていた。田んぼは生き物の宝庫だ。もともと、生物保全に興味があったが、後継者不足などから増えていく耕作放棄地を目にするうちに"生物保全には農業保全が必要だ"と、考えるようになったそうだ。会社勤めも経験したが、3年前から農業を始めた。土地は、元農家の祖父から引き継いだ耕作放棄地を掘り返した。

 「循環型」にこだわるために、国産種の鶏を飼いふんを堆肥にしたり、シイタケの木を生物農薬に利用したりと、日本の自然にあるものだけで農産物を作っている。

 生産するゴマは99.9%が輸入品という。国産品は絶滅寸前だ。インターネットで情報収集をし、農業学習ツアーなどには積極的に参加して日々勉強を続けている。夢は循環型農業を一生貫くことだ。

 岡田さんのように信念を持って作られた"こだわりの農産物"に出会えるのも、直売所の魅力の一つ。

 

メモ

「大地の恵み」門司店は大型店舗内にある地域に密着した直売所。こんにゃくや梅干し、弁当などの加工品も人気。2010年度販売高4318万4000円、利用客数7万9000人。

大学生記者 九州大学・臼井百合菜さん
大学生記者 九州大学・臼井百合菜さん