学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

手作り品を豊富に提供-豊前地区ふれあい市(JA福岡豊築)

豊前川底柿グループ
豊前川底柿グループ

 国道10号から山道へ車で20分ほどに位置する加工場。ここで、季節の果実をふんだんに使ったジャムやかるかん、柚子胡椒(ゆずこしょう)、漬物など約20種を加工し、JA福岡豊築の「豊前地区ふれあい市」や道の駅に出荷している。

 加工しているのは、西ノ明光子さんを代表とする「豊前川底柿グループ」のメンバー。1981年に発足し、今年で31年。グループ名の川底柿は渋柿のことで、加工すると大変おいしく、古くは献上柿だった。しかしその後、甘柿が好まれるようになり、放任され始めた川底柿を味わってもらおうと発足したのが、この「豊前川底柿グループ」だ。

 加工場に入ると、ユズの爽やかないい香りがする。この加工品のこだわりは四つ。一つ目は、防腐剤や添加物を使用していないこと。これは時代や客のニーズに合わせたという訳ではなく、グループ発足時からのこだわりだ。二つ目は、素材は地元産で、足りない物も身近な地域から取り寄せる。三つ目は、グループは地域の人で構成されている。四つ目は"手作業"。ユズの搾り汁も手作業で得ている。

 そんな自慢の柚子ペーストを食べてみた。甘味の中にも、ユズ皮の程よい苦味が混じっている。酢の物やサラダなどの料理、クッキーやケーキなどの菓子にも使える万能な商品だ。140グラム420円。長野県や長崎県にも顧客を持つというこだわりの逸品が、直売所で購入できる。

 

メモ

「豊前地区ふれあい市」は、鮮度抜群の野菜や果実に加え、地元業者の協力で魚や肉類が豊富にそろっている。2010年度販売高は2億円、年間利用客数は19万2000人。

大学生記者 福岡女子大学・井寺仁美さん
大学生記者 福岡女子大学・井寺仁美さん