学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

珍しい野菜に出会える-ふれあい市場今井店(JA福岡みやこ)

小ぶりで真っ赤なダイコン「紅化粧」と尾上さん
小ぶりで真っ赤なダイコン「紅化粧」と尾上さん

 珍しい野菜を見せてもらった。小ぶりで真っ赤なダイコン。品種名は「紅化粧」という。見た目はサツマイモみたいだが、切ってみると中身は白く、酢漬けやサラダにして食べられる。色合いも良い。

 この野菜の生産者である尾上八洲史さん(68)は、50年間農業に携わってきた。JA福岡みやこ「ふれあい市場今井店」オープン以来の出荷者である。

 土の性質を考慮した上で「どうせ作るなら珍しいものを作りたい」という思いから「紅化粧」を5年ほど前から栽培してきた。辛みダイコンへのこだわりが強く、今までいろいろ試作し、現在3種類のダイコンを作っている。最近は、夏場も通して生産できる品種を作ることを目標に日々研究している。

 尾上さんは「珍しいものは直売所に出しても売れないときがあるし、ある程度続けて出さないと認めてもらえない。だから、こっちも辛抱しないといけない」と言う。

 このような珍しい野菜は大口の需要があるわけではないので、市場にはあまり出回らない。そんな商品が直売所では販売されている。少量多品目が直売所の魅力でもある。ぶらっと直売所をのぞいてみると、何か珍しいものに出会えるかもしれない。

 

メモ

ふれあい市場今井店は手作り弁当や餅、みやこ地区特産のイチジク「蓬莱柿」を使ったJAの手作りジャムが人気。2010年度販売高2億9700万円、年間利用客数29万8000人。

大学生記者 九州大学大学院・櫻木公仁子さん
大学生記者 九州大学大学院・櫻木公仁子さん