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飛行機で運ぶ鮮度自慢-JA筑前あさくら博多万能ねぎ部会(JA筑前あさくら)

博多万能ねぎ里碑の前に立つ徳永富士夫部会長
博多万能ねぎ里碑の前に立つ徳永富士夫部会長

 福岡を代表する野菜の一つに「博多万能ねぎ」がある。「博多万能ねぎ」は、青ネギの一つであり、福岡では古くから親しまれてきた。今回はJA筑前あさくらの博多万能ねぎ部会の徳永富士夫部会長に話を伺った。1978年の発足から30年以上続く歴史のある部会だ。

 ネギは種から作る作物のため、土づくりと水やりが重要だ。朝倉は、良質な青ネギを年3、4回生産できるほど肥よくな大地と豊かな水源に恵まれている。朝倉の青ネギは84年に「万能ねぎ)」で商標登録を行った。品質保持のため、流通方法にも気を配っている。朝取ったものは一晩冷蔵庫で保管され、包装し、翌日の夜には飛行機で東京の市場に届く。タイムリーな出荷と鮮度が魅力だ。

 以前は高級志向だった万能ネギを、より多くの消費者に食べてもらうための活動にも力を入れている。ホームページやパンフレットでは、野菜ソムリエによるレシピを公開し、"青ネギ=薬味"のイメージを変え、幅広い調理法を示すことで需要を促している。

 他産地でも多くの小ネギが生産されているが、コストを下げるために包装形態を変えるところが多いようだ。しかし、「博多万能ねぎ」に関してはパッケージを昔と変える意向はない。消費者が一目で分かるよう、ずっと変わらない姿であり続けたいという思いがひしひしと感じられた。

 

大学生記者 九州大学農学研究院・櫻木公仁子さん
大学生記者 九州大学農学研究院・櫻木公仁子さん