学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

真心込め こだわりみそ-JAにじ農産加工(JAにじ)

伝統の味を守っている農産加工メンバー
伝統の味を守っている農産加工メンバー

 JAにじ農産加工は、50~70代の7人で活動している。1988年設立当初から造られてきたみそが売り上げの主力商品であり、評判も上々だ。

 自給5・5運動を受けて家庭や地域で農産加工品を作るようになり、それがJAにじ農産加工として事業へと発展した。

 代表の佐々木和子さんに話を伺った。

 みそは丸2日掛けて造られる。真心を込めて造ることでおいしいという自信が生まれる。添加物を一切使用せず、磯塩と並塩を使い分けるこだわりようだ。1回にできるみその量は300キロで、作業工程のほとんどが力のいる仕事だ。これを週3回造り、年間では45トン生産される。

 現在、Aコープや直売所などで販売され、地元小学校の給食や銀座三越のレストランでも扱われている。

 簡単にみそ汁を食べられるよう、フリーズドライ加工が8年前に実現した。2年前には姉妹商品の「ぶた汁」も商品化された。具材は国産にこだわり、加工品にも添加物を使用しない。また、消費者との交流も欠かせない。自らが農産物直売所「耳納の里」などの店頭に立ち、実演販売をすることもある。

 また、食育の一環として小学生を対象に日頃学校給食で食べているみそを一緒に造る。こうして子どもたちの食への関心を高めている。

 メンバー各家庭の味から一つの味を作り出すことや、伝統の味を守り続けることに難しさを感じつつも、一つの味を守り続けていくことが夢にもなっている。

 

大学生記者 九州大学農学研究院・櫻木公仁子さん
大学生記者 九州大学農学研究院・櫻木公仁子さん