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品質に自信 安定出荷-JA柳川いちご部会部会長 石川義明さん(67)

生産技術の情報交換が活発な石川部会長(右)と大渕副部会長
生産技術の情報交換が活発な石川部会長(右)と大渕副部会長

 今回は、JA柳川いちご部会の部会長石川義明さん(67)に話を伺った。

 石川さんは、イチゴの生産を始めて13年。作っている品種は「あまおう」。福岡を代表する品種なのでご存じの人も多いだろう。

 こだわりは、品質の良いものを安定して市場に出すこと。特に「あまおう」は他の品種と比べて赤く、実も大きく甘味が強いのが特徴。このような消費者のイメージや期待を裏切らないよう、部会では早くても11月中旬から出荷を始める。時期が早ければ酸味が強く、寒くなると食味が良くなってくるからだ。「初物はうまいものを食べてほしい」という思いがあった。

 取材日は1番目の収穫が終わり、2番目の収穫に向けて準備中だった。この時期は新しい葉が出にくいので、光や水、温度に気を付けて実に十分な栄養が行くように注意しなければならない。ハウスの中には電灯がつるされ、冬場の日照時間の不足を補っていた。

 部会では、部会員の意識向上を目的に表彰制度を設けており、坪収量や販売高、圃場(ほじょう)環境などさまざまな部門で競い合っている。これが生産者の励みや交流の場となっているようだ。

 最後に、副部会長の大渕亮輔さん(52)がおいしいイチゴの食べ方を教えてくださった。まずへたを取り、へたの部分から食べる。そうすると甘く感じられるそうだ。粒が大きく、3口ぐらいでやっと食べた。ただでさえ甘い「あまおう」が、この食べ方だとさらに甘く感じる。十分な食べ応えと味に心から満足した。

 

大学生記者 九州大学・農学研究院 櫻木公仁子さん
大学生記者 九州大学・農学研究院 櫻木公仁子さん