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技術高め高品質に意欲-JAみなみ筑後セルリー部会長 斉藤一典さん(50)

セロリを収穫する斉藤さん
セロリを収穫する斉藤さん

 今回は、JAみなみ筑後のセルリー部会長の斉藤一典さん(50)にお話を伺った。

 セルリーとはセロリのことで、欧州の冷涼な高地が原産であり、高温多湿である日本では栽培工夫が必要だ。夏場は風通しを良くするため露地栽培し、11月中旬からハウスの栽培に切り替える。

 作業は夏場が大変で、気温や降水量を常に把握しなければならない。また、暑くなると害虫や病気が発生してくる。それを何とか克服したときに、斉藤さんは一番喜びを感じるそうだ。

 部会では「品質と供給の安定」を目標に掲げている。品質は生産者によりばらつきがあるが、生産者同士で意識を高め合っている。検査は他と比べて厳しく、クレーム対応にも力を入れている。その努力で、昔は広島以西にだけ出荷していたが、最近は関東にも6割近く出荷するようになった。

 部会では出荷前に真空予冷を行い、東京には2日後には届くようにしている。流通システムの高度化があるとはいえ、技術により品質が良くなってきた証しだ。

 スーパーで販売されているセロリは、一茎ずつばらにされているが、それが集まって株になっているのは初めて見た。出荷の際、外側の茎は外しても一株が2キロほどになり、大変な大きさに驚いた。

 斉藤さんお薦めの炒め物を、早速私も頂いた。身は大変厚く、茎というよりはむしろ果実というくらい食べ応えがあった。これまでサラダや漬物など、生食用と考えていたセロリの違う味を発見できた。

 

大学生記者 九州大学・農学研究院 櫻木公仁子さん
大学生記者 九州大学・農学研究院 櫻木公仁子さん