学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

おいしさ絶対の自信-JA福岡豊築中晩柑研究会会長 小柳鉄志さん(69)

ミカン作り50年、仲が良い小柳夫妻
ミカン作り50年、仲が良い小柳夫妻

 ミカン作りを初めて50年、中晩かん作りを初めて10年のプロ、小柳鉄志さん(69)。JA福岡豊築中晩柑(かん)研究会の会長を務めている。

 中晩かんとは、温州ミカンなどに比べ収穫が遅いミカンの総称だ。中でも、これからが食べ頃の「はるみ」は県内でも栽培面積シェア上位を占める。

 「はるみ」の特徴は、中の皮が薄くて、丸ごと食べられることだ。寒さで傷んでしまう前に収穫するが、そのままでは酸っぱくて食べられない。酸味を抜くため貯蔵し、3月ごろまで待つ。

 乾燥に弱く、根が弱いため育てるのも一苦労な「はるみ」だが、一番手間が掛かるのは意外にも収穫ではなく摘果作業。実がたわわになるため、摘果して残るのは10分の1から20分の1程度。妻の京子さん(65)と2人で作業しても、3週間から1カ月近く掛かるという。一年中暇なしのミカン作りだ。

 そんな2人にとってモチベーションとなるのは、おいしいミカンが思い通りにでき、また人からも「おいしいね~」と言われたときだと明るく話す小柳さん。自他ともに認めるミカン作りを目標に、毎日が挑戦だ。

 小柳さんのミカンは、酸味が抜けた時期を目安に、3月中旬から直売所にも出荷される。身がぎっしりと詰まった食べごたえのある「はるみ」が店頭に並ぶのが待ち遠しい。

 

大学生記者 福岡女子大学 井寺仁美さん
大学生記者 福岡女子大学 井寺仁美さん