学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

自家産加工品に自信-農産物直売所 宝満ビーンズ工房(JA筑紫) 代表 井上ユキエさん


 こだわりは自家製農産物を使うこと。そう誇らしげに話す井上ユキエさんは、宝満ビーンズ工房の代表であり、米、麦、大豆の生産農家だ。

 JA筑紫農産物直売所「ゆめ畑」各店舗で販売しているかしわめし、黒豆おこわ、餅などが特に人気だ。設立のきっかけは足の骨折だった。以前、全国稲作経営者会議に参加し「これからは、米を売るより加工して売りなさい」という講師の言葉を心の片隅に置きながらも、米作りを続けていた。

 ある日骨折をし、動けなくなってしまった。その時何かしようと、家の片隅にあった小屋を眺めていた時に、会議での言葉を思い出した。加工品を製造販売できる大きな厨房(ちゅうぼう)を造り、2004年に加工所を設置した。

 もちろん、使う米や麦、大豆の生産面での安全性には自信がある。6年前から工房で手作りみそ教室を始めた。消費者の顔を身近で見ることができることがうれしいという。「材料が見えるので、安心して食べられる」という消費者からの感謝の言葉が、井上さんのやる気をより高める。

 「みそ造りをもっと広めるなど、後10年は頑張る」と意気込む井上さん。生産へのこだわり、製造への楽しみ、販売での喜びが感じられた。

 

大学生記者 福岡大学 上田彩乃さん
大学生記者 福岡大学 上田彩乃さん