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JAむなかたアグレステンペ大豆加工グループ/日本一を広めたい

自信作の新商品を手にする石松さん(右)と吉田さん
自信作の新商品を手にする石松さん(右)と吉田さん

 「宗像で育った日本一の大豆を全国に広めたい!」そう話すのはJAむなかたアグレステンペ大豆加工グループ代表の石松シノブさん(68)。同グループは、2004年2月に設立された。

 現在は女性7人が働く。なぜ日本にあまりなじみのないテンペを選んだのか。そこには同グループのさまざまな思いと努力があった。

 きっかけは、宗像産の大豆「フクユタカ」が農産物の品評会で1位を受賞したこと。「フクユタカを私たちの手で有名にしよう」という思いから、大豆の加工品作りがスタートした。

 当初は納豆の製造に取り掛かってみたものの、「フクユタカ」は豆が大きく納豆には向いていなかった。どう加工していくか悩んでいた時に出合ったのがテンペだった。テンペとは、ゆでた大豆をテンペ菌で発酵させたもの。

 現在、テンペはもちろん、テンペを使ったみそや菓子が販売されている。地域の祭りなどに、テンペを使った蒸しまんじゅうを販売し、人気商品だという。菓子は意外にもくせがなく、大豆本来の風味を生かした優しい味だ。

 10年近くテンペの加工と販売をしてきたことで、テンペを買いにくるお客さんが増え、リピーター(再来訪者)がついた。これからの課題は、新しい客層の開拓だと石松さんは語る。

 新しい商品を開発し、積極的に売り出していきたい。国宝の宗像大社のつぼを模した包装に詰めたテンペよもぎクッキーを、新たに売り出すことを考えている。いくつになっても目標と向上心を持ち、いきいきとしている女性たちだ。

 

大学生記者 福岡女子大学 大石真友穂さん
大学生記者 福岡女子大学 大石真友穂さん