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JA柳川 昭代味噌加工グループ/地元に思い込め造る

地元愛に満ちあふれている昭代味噌加工グループ
地元愛に満ちあふれている昭代味噌加工グループ

 昭代の人のために、商品を愛してくれる人のために。そう話すのは、JA柳川の昭代味噌(みそ)加工グループ代表、高田恵さん(63)。

 1971年、地産地消の思いから当時のJA柳川昭代支所女性部部長の江崎サノ前部長を代表に活動が始められた。現在メンバーは7人で、ほとんどは傘寿に近い。最年少は代表の高田さん、最年長は81歳の田中節子さんだ。

 みそ造りの工程は、予想以上にハードだ。まず代表の高田さんが朝3時半に出勤して大豆を3時間半炊く。次にしっかり冷まして、豆切り装置でミンチにする。ミンチをシーツの上に広げ、麹(こうじ)菌を付けた後、塩を加えて攪拌(かくはん)する。空気抜きをして熟成させれば出来上がりだ。

 工程の中で、十数キロの材料を何度も上げ下げする。中でも、温度を38〜40度に維持しておかなければならない「麹付け」は最も大変な作業という。

 高田代表にみそ造りへの思いを聞いた。「地元の大豆を使い、地元の人を思いながら安全・安心にこだわって造っている」と誇らしげだ。

 おかげで、地元の人に愛される商品になっている。メンバーの高齢化と後継者の問題はあるが「代々続けてきたみそ造りを絶やしたくない」という思いが強くなっている。

 加工所の地元の人を思ったみそ造りをする“お母さん”たちは、とても生き生きしていた。取材中に受けた気遣いや笑顔が温かく、これが愛されるみその秘訣(ひけつ)だと感じた。まさに、おふくろの味に地元の人はほれ込むのだろう。

 商品は、地域の農業祭りやJA柳川昭代支所で、1キロ450円で販売されている。

 

大学生記者 福岡大学 甲斐めぐみさん
大学生記者 福岡大学 甲斐めぐみさん