学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

JA北九州 ジャムハウス/イチジク“本来の味”

地域の絆の強さを感じるジャムハウスのメンバー
地域の絆の強さを感じるジャムハウスのメンバー

 「ジャムハウス」は、代表の永津てるみさん(61)を中心とした10人の元気な女性グループだ。農業をしながら女性部の活動を活発に行い、親子代々この活動に加入することで地域の絆ができている。このジャム作り活動は、約30年もの間、継続、継承されている。

 ここで作られている商品の「いちじくジャム」は、市場に出すことのできないイチジク「蓬莱柿」を捨てずに利用することができないかと話を持ちかけられたのがきっかけ。地場産物に対する強い思いや地域活性化、またグループ活動の一環としての資金を捻出するために活動をしている。

 試行錯誤を繰り返し完成した「いちじくジャム」。最初は、地域に配り味見をしてもらった。また、イベントで試食販売を行い、そこで得たお客さんの意見を味に反映させ、研究を欠かさない。甘さ控えめ、つぶつぶ感が残るジャムというのが最大のポイントだ。

 約1パックのイチジクが使われており、糖度をぎりぎりまで下げ、イチジク本来の味を最大限に引き出している。砂糖を焦がさないように強火で炊き上げ、きれいなジャムの色に仕上げる。

 JA北九州の直売所で1瓶200グラムが420円と、手頃な価格で販売されている。赤を基調としたパッケージはかわいく、思わず手に取りたくなる商品。一度に大量に作れず、入荷待ちのお客さんがいるほど人気だ。

 さらに次なる新商品として、他の果実のジャム作りを模索している。生のイチジクを食べているような優しいジャム。パンにつけたり、ヨーグルトにかけたり、さまざまな場面で利用できるお母さんたちの心が詰まった「いちじくジャム」をぜひ一度手に取ってみてはいかが。
(北九)

 

大学生記者 中村学園大学 古賀友里恵さん
大学生記者 中村学園大学 古賀友里恵さん