学ぶ:ぐるり直売所 大学生記者が行く!

みやこ町豊津生活改善グループ/パン、みそ安心手作り

自信作の商品をもつ白川さんと奥さん
自信作の商品をもつ白川さんと奥さん

 今回は、みやこ町豊津生活改善グループ代表の白川和代さん(67)、会計の奥喜代美さん(66)に話を伺った。

 このグループは、1982年に自給自足を目的として発足した。発足当初はJA福岡京築の生活指導員から農産加工の技術を学び、試行錯誤していたという。その中で、今も残っているのがみそ製造グループ三塔会と、パン製造をするパン工房だ。三塔会は5人、パン工房は7人で活動。現在、パン、みそ共にみやこ町豊津物産直売所国府の郷で販売されている。

 三塔会の造るみそは、地元の米と大豆を使っている。また、古米や割れた米なども使って無駄のないみそ造りを行っている。完成までには半年から10カ月の期間を要し、年間1トンも造っているそうだ。こだわりは煮汁の配合。男性の好む味に仕上がっているという。

 パン工房のパンは、17年間作られ続けている。その中でも茶ボールというパンに注目したい。この茶ボールに使われている茶は、錦陵茶という品種で、地元の育徳館高校の生徒たちが作った茶だ。売り上げの一部は、奨学金として使われるそうだ。「高校から茶を買うことで少しでも地域貢献できれば」と奥さんは話す。

 現在、三塔会もパン工房も後継者不足が問題になっているという。「技術を伝えたくても関心のある若者は少ない」と白川さんは語った。しかし「これからも体の動く限り、頑張って続けたい」と2人は口をそろえる。その思いには長い時間をかけてつくり上げてきたみやこ町豊津生活改善グループへの愛着心がある。