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大きく赤いイチゴを─JA筑前あさくら青年部 石井顕道さん(26)

「あまおう」栽培に意欲的な石井さん
「あまおう」栽培に意欲的な石井さん

 今回は、JA筑前あさくら青年部の就農6年目の石井顕道さん(26)に話を伺った。20歳の時に、福岡県立福岡農業高等学校専攻科を卒業後すぐに就農した。実家はもともと米、麦を作る農家だったが、石井さんの就農を機にイチゴ「あまおう」の生産に乗り出し、そのために必要なビニールハウスを建設した。その際、両親から「あまおう」生産の一切を任された。

 しかし、全てが初めてのことで、簡単にはいかなった。病気や虫の被害に襲われ、収穫ができない時期が続いた。農業を辞めようと悩んだ時期もあった。そんな時「“イチゴで自信をつけてイチゴで夢を持つ”農業でもっと目標を持てばいい」という友人の言葉に感化された。その後、石井さんの努力や周囲の人の助けもあり、昨年5年目にしてやっと栽培が軌道に乗ってきた。

 石井さんのこだわりは、大きく赤い「あまおう」を育てること。そのための努力は惜しまない。ビニールハウスには7000本以上もの苗が植えられているため、作業の量は膨大で、地道な作業を黙々とこなしていく。「この一手間が大きく赤いイチゴを育てることにつながるから頑張れる。心が折れそうになることもあるが、頑張った分、収穫の喜びは大きい」と語る。

 そんな石井さんの将来の夢は規模拡大だ。いずれは水耕栽培を取り入れ、たくさんの「あまおう」を効率よく育てる方法を学び、確立していきたいと語る。愛情をたくさん受けて育った「あまおう」が私たち消費者の手元に届く日が待ち遠しい。

 

大学生記者 福岡女子大学・大石真友穂
大学生記者 福岡女子大学・大石真友穂