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あまおう

JAみい小松菜

八女市で活発に行われるイチゴの王様づくり

八女市といえば八女茶が全国的にも有名だが、今回訪ねたJAふくおか八女でいま盛んに出荷されているのは、あの福岡を代表するイチゴあまおう。去年は気温が高かったので収穫時期がやや早まったが、これから5月いっぱいくらいまで出荷が続くらしい。生産者の牛島さんは平成元年に、とよのかでイチゴづくりをはじめたとか。

「うちは水稲もやっていて、あれはけっこう機械に頼れるところもあるけど、イチゴはそうはいかないですね。日の出から夜まで、けっこう手がかかります。日もちしないから鮮度が命で」

栽培方法を探りながらの急スタートだった

あまおうという品種が登場してからもう10年以上にはなるが、はじめのころはまだまだ手探り状態だったそうだ。

「栽培方法がまだ確立されてないうちにスタートしたので、いまでもまだ完全に確立したとはいえないところもありますね」

ハウス6棟合わせて、現在では10トン近くの収穫を行っている。なんといっても目を引くのは大きさ、そして鮮やかな色だ。

「やっぱりほかの品種とは色とつやが違いますね。食味も絶妙で糖と酸味のバランスのとれたイチゴです。もちろん大玉なのも自慢です」

ハウスの中には影の功労者の存在が

さて、農園を拝見していたらなにやら写真にもある木箱が。なんと、ハウスにミツバチを放しているのだ。

「ハチが受粉させないとイチゴは実らないんです。冬期は寒さでどうしてもミツバチの動きが悪くなるのでマルハナバチも一緒に放しています。ハチは環境の変化に敏感なので気をつけてるんですよ」

そんな苦労の末に収穫されたあまおうはショートケーキがよく似合いそうな気もするが、牛島さんによれば「生が一番!」とのこと。確かにシンプルこそが贅沢なのかも。

(平成27年12月 取材)

協力:福岡県農林水産物ブランド化推進協議会