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水菜

JAみい小松菜

シャキシャキ食感がうれしい
さわやか野菜の代表

水菜といえば、冬の鍋のパートナーとしてもはやレギュラーといった存在だが、実は寒い季節と暑い季節には育ちにくいというデリケートな野菜でもある。もともと流水を畦間に引き入れて栽培されていたため「水菜」と呼ばれたという、シャキッとした食感が持ち味の品目だ。

「やっぱりサラダなど生食がおすすめですね。居酒屋のメニューのサラダコーナーでもトップに載ってることが多いでしょ(笑)」

とれたて新鮮な水菜は
その見た目も大切

鯨肉と合わせたハリハリ鍋など、関西地方では古くから重用された水菜だが、全国区のメジャー野菜となったのはさほど昔ではないはず。それが今ではそのオシャレな雰囲気も人気で、学校給食にも使われるようになった。ちなみに、京菜として売られているのもまったく同じものだ。

「確かに見えかたについては気にしますね。水滴がついてると見栄えが悪いなとか、出荷前は冷蔵庫に入れたりとか、注意してます」

農家にはありがたい
連作障害知らず

野菜農家が悩みの種としている連作障害が、この水菜にはなぜかほとんどないという。その代わりどうしても虫に食われやすい特徴があるので量は調整しているが消毒はどうしても必須になるとか。

「ふくおかエコ認証を取得しているので、安全・安心に生産しています。」

写真からもわかる通り、ハウスいっぱいに繁る青々した水菜は実に新鮮そう。19棟あるハウスでとれたものを年間49.4トン出荷するという。ほかにはからし菜、ほうれん草、そして茎の部分が赤い色に染まっている紅水菜などを直売所で販売している。

「今後は規模を広げて、とうもろこしなど露地ものにもチャレンジしてみたいですね」と語る井上さんだが、しばらくは“葉ものマスター”として忙しい日々が続くのだろう。

(平成28年3月 取材)

協力:福岡県農林水産物ブランド化推進協議会