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たけのこ

JAみい小松菜

2年に1回の豊作が
タケノコのお約束!?

春の代表的な風物のひとつであるタケノコ。うっとりするようなタケノコご飯や若竹煮の香りは、日本に生まれてよかったと思える瞬間といっては大げさか。今回のあぐりヒーロー安田さんは、ふだんは山で桜や桃、榊など生け花の材料を育てているが、毎年4~5月中旬はタケノコ掘りに身を費やす。

「今年は何年かに一回の豊作だね。タケノコは2年に1回子を持つので、多くとれる年と少ない年が交互にやって来る。この量をできる限り近づけてバランスのいい供給をできるよう調整しています」

雑然と生えてるだけじゃない
デリケートな竹の生育

安田さんの山周辺は30年くらい前までタケノコの産地および加工場として好景気だったらしいが、今では2か所稼働していた工場も閉鎖されてしまったのだとか。

「一時期は輸入物に押されちゃって。やめようと思ったこともあったけど、いまは続けていてよかったなと。一度やめてしまったら、また育つ環境に山を戻すまで何年もかかるのでね」

ほかにも、余分な竹は切っていかないと生育が悪くなる、うかうかしているとイノシシに食べられるなど、竹もなかなか手のかかる代物なのだ。

生産者ならではの
レシピがあった!

さて、そんな旬の味覚の味わい方を収穫のプロに聞いてみた。

「細長い部分を縦にスライスして、カレー粉つけて揚げるとビールに合うんだ。繊維がちょっと硬いところがまたいいんだね。あと、皮のやわらかい部分“姫皮”を卵とじなんかにしてもおいしいね。この部分はいたみやすいからあんまり流通しないんだけど」

新鮮なものが手に入る生産者ならではのレシピがうらやましい。たまに見かける丸ごと1本のタケノコを使い、家庭でも味わいたいものだ。

「皮つきでゆでたほうがおいしいけど、家庭じゃなかなかね。1時間くらいかかるし、ガス代もかかる(笑)」

というわけで、安田さん家で加工した水煮はこの春も大人気のよう。

(平成28年3月 取材)

協力:福岡県農林水産物ブランド化推進協議会