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RECIPE

キンカンレシピ

皮ごと食べられるキンカンは 小さいのに栄養の宝庫!

鶏肉とキンカンのほろほろ煮

圧力鍋で煮込むと骨付き肉もほろほろの仕上がり。圧力鍋がない場合は中弱火で30分以上煮込みましょう。

材料(材料:4人分)

鶏手羽元 8本
キンカン 10~12個
大根 約1/3
生姜 1片


A
醤油・砂糖・水 各大さじ3
大さじ2
作り方
  1. キンカンは横半分に切って種を取り除く。大きい場合はさらに半分に切る。
  2. 大根は5㎝幅のイチョウ切り、生姜は薄切りする。
  3. 圧力鍋にAを入れ、鶏手羽元、1.2.の材料を入れて蓋を閉めて沸騰したら10分加圧する。
  4. 蓋が開いたら、器に盛り付ける。

野菜ソムリエ上級プロ 久保ゆりか

【 キンカンパワー 】血流改善!

 キンカンは免疫力を高め、風邪予防に効果的なビタミンCが大変豊富です。またキンカンは皮もまるごと食べられる為、皮に含まれるヘスペリジンという成分も摂取できます。ヘスペリジンは柑橘類に多く含まれるポリフェノールの一種で、漢方薬で使われる陳皮の有効成分。血流改善、抗ストレスなどの効果が期待できます。血流が改善する事で、肩こりの改善、冷えの改善に繋がります。

【キンカンの豆知識】

 砂糖漬けやジャムなどの加工を行わずに果実全体を生食できるのは、柑橘類の果物ではキンカンしかありません。果皮やジョウノウが食べられるので他の柑橘類よりも食物繊維を豊富に摂取することができ、生食が可能なので熱などで壊れやすいビタミン類も効率よく吸収することができます。
※ジョウノウ=柑橘類の果肉を包んでいる薄皮のこと

【キンカンの歴史】

 キンカンは中国原産の果物で、日本には江戸時代に伝わりました。中国の難破船が修理のために日本の港に寄った際に、お礼としてキンカンの実を貰い、その種から栽培が始まりました。現在は宮崎県と鹿児島県で盛んに栽培されており、日本全国の収穫量の90%以上をこの2県が占めています。

【キンカンの選び方】

 濃いオレンジ色でツヤがあり、粒が大きいもの。表面にハリがあり、重みがあるもの。ヘタが枯れていないもの。

【キンカンの保存方法】

 収穫後、常温で1週間程度は日持ちします。冷蔵庫に入れる場合は、乾燥しないようポリ袋に入れて保存すれば、2週間程度は持ちますが、早めに食べきりましょう。

※長期保存したい場合は半分に切って種を取り除き、冷凍するのもオススメです。

お好みで蜂蜜をかけて、小腹が空いた時にはおやつ代わりにどうぞ!

【カラダによく効く食べ合わせ】

※生姜は生ではなく、加熱させたり、干したものは冷え防止に効果的!