活動報告
概要
福岡県農協青年部協議会(略称:JA福岡県青協)は、県下18青年組織を会員とし、関係諸団体と提携して、農業青年の協同意識を高め、農業をよりどころとして、豊かな地域社会を築くことを目的に昭和30年に設立された組織です。
県下で1400人を構成員としている団体で、日本農業の担い手・中核者となるもので、おおむね20歳から45歳までの青年層が中心となった組織です。
設立 | 昭和30年9月 | |
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盟友数 | 1382人(令和6年4月1日現在) | |
役員 | 委員長 | 藤原 圭一(JAにじ) |
副委員長 | 中村 裕貴(JA粕屋) | |
副委員長 | 池上 光(JA福岡大城) | |
副委員長 | 藤河 孝俊(JA福岡京築) | |
委員 | 花田 誉史(JAむなかた) | |
委員 | 冨永 亮太(JA福岡市) | |
委員 | 友納 令嗣(JA糸島) | |
委員 | 楢木 翔太(JA筑紫) | |
委員 | 渡辺 裕介(JAにじ) | |
委員 | 稲吉 隆二(JAみい) | |
委員 | 高木 健作(JAくるめ) | |
委員 | 笛田 陽平(JAふくおか八女) | |
委員 | 山田 大貴(JA柳川) | |
委員 | 林 直也(JAみなみ筑後) | |
委員 | 天野 隆司(JA北九) | |
委員 | 貞光 雅彰(JA直鞍) | |
委員 | 岡松 侑希(JAふくおか嘉穂) | |
委員 | 鳥越 耕輔(JAたがわ) | |
顧問 | 木原 教茂 (JA北九) |
令和6年度活動計画
1.基本方針
我々JA青年部は、日本の農業・食料・国土を守る担い手として、「食と農」の大切さを広く国民に伝えていくことが重要な使命である。ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した世界規模での食料問題によって、わが国の食料安全保障の脆弱さがあらわとなった。生産資材の高騰、円安の進行により我々の営農と生活はさらに脅かされており、離農者の増加も懸念される。
また、農業を基軸とした地域社会の振興、消費者へ向けての「国消国産」の理解醸成、さらには青年部組織の活性化・持続化など、盟友として取り組むべき課題は増え続けている。
このような中、69年目を迎える県青協活動においては、これまで築き上げてきた活動を継承しつつも、次代につながるための取り組みを行っていく必要がある。
具体的には、SNSを活用した活動の外部発信を継続し、コロナ禍の行動制限等により実施できなかった地域を超えた盟友の交流に取り組むほか、各種団体との意見交換を通じ若手農業者の声を届けるなど、山積する農政課題にも一体となって取り組んでいく。
また、平成27年度から取り組んだ部会制を継続し、委員一人ひとりの意思が活動に反映され、主体的に取り組めるような運営を目指していく。
最後に、我々JA青年部盟友は、次代の農業・地域を支えているという自負のもと、安全・安心な農産物を安定的に供給し、自らの農業経営を確立するとともに、地域の担い手として、地域の活性化に貢献しなければならない。
以上の認識に立つとともに、第55回JA福岡県青年部大会及び第69回JA全国青年大会の決議事項に基づき、次の事項を令和5年度の基本方針として活動を展開する。
2.活動の内容
1. 組織活動の活性化
JA青年部組織の活動の問題点を洗い直し、将来の農業・農村を展望しつつ、青年部の役割を明らかにし、組織の活性化を図る。 また、JA青年部盟友が幅広く参加できる活動を展開する。
- 県青協委員会
- JA青年部長・事務局合同会議
- 第57回JA福岡県青年部大会
- 青年部の新たな仲間づくり運動(盟友数拡大運動)
- ポリシーブックの更新(作成)と活用
- 社会貢献活動
2. 広報対策の強化
食料の安全性や農業・農村の果たす幅広い役割について、広く消費者に理解を求めることが一層重要となっている。
また、次世代を担う子どもたちに、健全な食や環境等を引き継ぐため、生産者・消費者という立場を超えて問題意識を共有し、それぞれの立場において出来ることから始めることが重要である。
- 手作り看板運動
- JA青年部1分間動画コンテスト
- 「食と農の日」記念イベントの実施
- JA福岡県青協アピール行動
- JA福岡県青協Facebook・Instagram等の活用
- 食農教育の取り組みの推進
3.地域から積み上げた農政活動の展開
単組の意見・要望を踏まえた意見交換事項やポリシーブック等をもとに、意見交換や要請活動を展開する。
- 関係団体と県青協との意見交換会・懇談会
- JA常勤役員とJA青年部との意見交換会・懇談会
- 農政課題への対応
4.学習活動の徹底
青年部組織・JAグループを一層発展させるため、盟友自らの学習活動の強化を図る。JA・JA青年部の機関紙である「地上」・「日本農業新聞」については、全盟友の皆読のための運動を展開する。また、県青協・九青協・全青協等の研修会や大会に積極的に参加し、盟友の資質向上に努める。
- アグリネクストFUKUOKA、アグリネクストNeo @FUKUOKA
- 「地上」・「日本農業新聞」による学習
- 農業担い手海外セミナー
令和5年度活動実績
1. 組織活動の活性化向けた取組み・青年大会での発表など
- 第56回JA福岡県青年部大会を開催し、専門部会の組織討議に基づいて大会決議・大会宣言を採択した。
- 地区代表の県青協委員による会議を定期的に開催し、県青協活動・農政活動等について協議した。
2. 消費者対策の強化・広報活動など
- 消費者に対する食料・農業・農村の理解促進のため、手作り看板運動に取り組み、県内のJA本店・支所等に設置した。
- 青年部の活動の理解促進のため、情報伝達機能としてより効果的なツールを活用し、単位組織の活動をアピールする動画を募り、コンテストを開催した。
3. 行政やJAとの意見交換会・懇談会など
- JA福岡中央会・連合会、自由民主党福岡県議団農政懇話会、福岡県選出農政連推薦自民党国会議員、福岡県農林水産部との意見交換会を実施した。
4. 学習活動の徹底
- 組織活性化部会の取り組みとして、他単組の若手盟友との交流や、県下青年部活動(他単組の活動、県青協の活動)に対する理解の促進を目的として、「アグリネクスト@FUKUOKA」を企画し、実施した。
- 盟友の資質向上をはかるための学習資材として、「地上」・「日本農業新聞」の普及・活用を呼び掛け、県青年大会にて学習会を実施した。
- 農業の担い手であるJA青年部員を海外に派遣し、現地の農業視察や意見交換による交流を通じて農業に関する視野を広め、経営感覚に優れた地域農業のリーダーを育成するため、農業担い手海外セミナーを実施した。